2018年07月21日

飲食店による地域活性化の難しさ

よく若手の公務員の方などが、地域活性化のために、飲食店街を作ろうだとか、ラーメン街などを作ればいいという人がいる。

どこの成功例を真似して言っているのか知らないが、こういう人は、飲食店経営の難しさを全く解っていない。

飲食は本当にたいへんな業種だ。何がたいへんかといえば、10年、20年と自分の店を続けるのがたいへんなのだ。

20代で小成功する人が多いラーメン屋でも、10年続く人は、本当に、10%もいないはずだ。

あるデータによると、飲食店が生き残る確率は、10年で7%以下という数字もある。これは、生き残るということを指しているのであって黒字でしっかり儲けているというわけではない。

本当に黒字で利益が出ている飲食店は、10年で1%にも満たないのではないか。

だから、自治体が飲食店を誘致して特殊な飲食店街を作れば、10年でほとんどが倒産してしまうはずだ。

そうなったら、地域活性化どころの話ではなくなってしまう。

新しいことを考えて地域の活性化を狙う意図はすごくよく解る。しかし、飲食店などの誘致に関しては、大きなバクチとなるので自治体は慎重に政策を進めなくてはならない。



Posted by そういち at 14:52│コメントをする・見る(0)
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